「数学は苦手!」は幻想?身につけられる数学Ⅰの学習方法とは

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学習シーン 数学Ⅰの勉強をはじめるとき

数学と聞くだけで勉強に対する意欲が下がってしまう……という人もいるほど、数学は嫌われモノの教科です。

しかし、一言に「数学」と言ってもその範囲は実に広く、すべての単元が論理的思考やセンスが必要ではありません。

「数学は苦手!」「数学は難しいから嫌い!」と感じている人は、基礎的な範囲となる数学Ⅰを丁寧に進めていくことで数学の解き方やコツをつかむところからはじめてみましょう。

数学Ⅰは別の単元の基本になるため数学が苦手な人にとって手を出しやすいだけでなく、今後さらなる学習の上でも外せません。

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数学Ⅰの学習時間目安と、難易度は?

数学Ⅰは、トータルで200時間程度を目安に学習を進めましょう。 数学Ⅰの難易度は、決して高くありません。

「数学は難しい!」という固定観念を持つことなく取り組むことで、シンプルなコツや解き方に気づけるでしょう。

入試にて単体で問われることは多くありませんが、基礎的なコツを身につける目的で上記の時間を学習にあててください。

演習量が少ないと、公式の理解や解き方を身につけれないままさらに難易度の高い科目へ進むこととなり、挫折につながりやすくなってしまいます。

数学Ⅰの単元はどのようにつながっている?

数学Ⅰは、数と式、2次関数、図形と計量、データの分析の4つの単元から成り立っています。

数と式

数と式には実数、集合、式の展開と因数分解、一次不等式が含まれます。中学までの学習範囲の延長として、あまり力まずに取り組んでみましょう。

しかし数学の基礎の基礎となる大切な単元であることは間違いありませんので、甘く見ず復習を怠らないようにしましょう。

2次関数

2次関数についても、まずは中学範囲の復習・延長からスタートした上で、最大・最小値や方程式、不等式を学習します。

こちらも難易度は易しいと言えますが、他の分野と密接に関わるためしっかりマスターしておく必要があります。

図形と計量

図形と計量は「正弦(サイン)」、「余弦(コサイン)」、「正接(タンジェント)」に代表される三角比が中心となります。

数学Ⅱで学習する三角関数、数学Bのベクトルの一部などと関連しますので基礎としてよく理解しておきましょう。

データの分析

データの分析は2014年からの新過程の単元となります。中学校過程である資料の散らばりと代表値を基本として、さらに演習を進めていきます。

データの分析は数学B範囲である統計的な推測と関連します。2015年度入試では出題が少なかったのですが、新過程は今後の傾向が読めない分、注意しておきましょう。

数学Ⅰの学習上のポイントとは?

数学Ⅰを学習する際は、とにかく基礎問題・基本演習を徹底してやり込みましょう。

単純な問題も反復学習によって忘れないよう何度も確認してください。その分、数学Ⅰ範囲で難しい問題や、入試対策用の問題に時間を割く必要はありません。

数学Ⅰは入試で出題されることが少なく、出題される場合にも他分野との融合されている場合や典型問題が多いです。

難しい問題に挑戦するより、次の科目に進むようにしましょう。

数学Ⅰの入試問題の特徴とは?

どの単元も、単独での出題は多くありません。

例えば2次関数であれば、「2log3x−4logx27≦5が成り立つようなxの値の範囲を求めよ。」の問題ように、X=log3xをとして置き、2次関数や2次方程式・不等式に帰着させるなど他分野との融合が多く出題されます。

三角比の場合も同様に出題数は少なく、仮に出題されたとしても典型問題の可能性が高いです。

入試対策をする場合には、数学Ⅰのみの学習ではなく他分野を踏まえた学習を行いましょう。

数学Ⅰ全体のまとめ

数学Ⅰは、数学すべての範囲の基礎となります。

数学に強い苦手意識を持っている生徒や、他の数学科目で難しいと感じた生徒は、数学Ⅰから丁寧に再構築していきましょう。

数学Ⅰを順調に解いていくことができれば、他の科目でも応用できるようになります。

数学Ⅰは他単元との結びつきも強く、関連して学習を進めていけるでしょう。

入試においても単体で出題されることが少ない分、他単元との融合によって頻出問題の基礎や基本となる可能性があります。

とっつきやすい分、軽視されてしまいがちですが、欠かさず振り返り学習をして基礎力向上につなげましょう。

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