難関大学の長文攻略には欠かせない「英語構文」とは?

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学習シーン 英語構文の勉強をはじめるとき

今回は英語の構文について紹介していきましょう。英語の構文は英文法と同じく長文を読むためのものです。ただし、英語構文は基礎知識がなければ学ぶことができない、いわば応用編となります。英文法の知識がしっかりしていなければ、英語構文を理解することは難しいでしょう。ですが、この英語構文まで習得して初めて英語の点数が伸びてくるといっても過言ではありません。

英語構文は200時間、英文法をマスターしてから始めよう

英語の構文をマスターするのに必要な時間は200時間ともいわれています。英単語や英文法のおよそ2倍です。やはり応用編なので、多くの時間がかかってしまいます。さらには英文法をある程度マスターしておかなければなりません。というのも英語構文の目的は、長くて複雑な文章の構造を理解することです。英文法の知識がなければ簡単な文章の構造すら理解できません。

そもそも英語構文って何?

英語構文は文章の構造を理解することが目的です。構造が分かれば、長くて複雑な文章を読解の手助けになります。特に近年の入試傾向からして、難関大学になるほど複雑な文章が頻出します。そのような文章では英文法で学習するようなSVOCの知識が役に立つのはほんの少しだけ。ほとんどはそのSVOCの補足説明をする部分です。どの部分がどの単語を説明しているのかを把握しないと、文章の意味が全く分からなくなります。そのためにも、文章の各部分の役割をきちんと理解することのが、構造を理解するということなのです。

英語構文を学習する際のポイント

品詞と句・節を理解する

英語の構文を理解するには、まず品詞、句、節を理解する必要があります。英文法を理解していても、これらを理解していないという人は意外と多いです。

品詞とは名詞、動詞、形容詞、副詞など単語を文法的な機能で分類したものです。特に副詞が文章を複雑に難しくします。副詞には主に動詞や形容詞を修飾する働きがあると中学校で習ったかと思いますが、高校になると句や節、さらには文章全体を副詞が修飾することもあります。長い文章になると修飾語の割合が多くなってくるので、修飾関係の把握が文章読解のカギなのです。

句・節とは2つ以上の語が1つの品詞と同じ働きをするものをいいます。

句とは2語以上からなり、内部にSVがない(名詞句、形容詞句、副詞句)をいいます。

「His dream is to become a doctor.」という文章ではis以降のto become a doctorが1つの名詞句としてこの文章の補語になっています。
節とは2語以上からなり、内部にSVがあるもの(名詞節、形容詞節、副詞節)をいいます。

「I think that he is a good tennis player.」という文章ならthat以降のhe is a good tennis playerが1つの名詞節としてこの文章の目的語になっています。

構文を発見するパターンをプロセス化

さらに構文をパターン化して覚えることも重要です。長文を読むのに必要な英語構文は約200個あり、それを毎回200個のうちどの構文が当てはまるかを考えるのは大変です。そのため、構文を発見するプロセスもパターン化しておくことが望ましいです。詳しくは「構文の勉強は入試で生きる!」を参照してください。

構文の勉強は入試で生きる!

では発見のプロセスのパターン化について説明しましょう。長文を読んでいて、複雑な文章に出会った場合は、以下のプロセスで考えていきます。

1、SVの発見

これ言わずもがなですね 。

2、句や節、共通関係を見つける

SVを発見したら、次は塊になっている部分を見つけます。

3、準動詞の主語を見抜く

塊が見つかったら次はその中の動詞に注目し、さらにその主語を見抜かなければなりません。動詞は不定詞・動名詞のような簡単なものから、分詞構文のような複雑なものまで、様々な形で出てきます。

4、挿入、修飾語などを把握する

次は挿入や修飾語の把握です。挿入は不自然な場所に不自然な単語があることが多いのでわかりやすいです。一方、修飾語に関しては、修飾関係をしっかりと把握しなければ、文章の意味がわからなくなってしまうので注意が必要です。

5、関係詞の修飾関係を把握

関係詞のほとんどは修飾語と言っても過言ではありません。それも文法の例文のような単純なものではなく、かなり複雑な形で出てくることが多いです。なので、しっかりと修飾関係を把握しましょう。

6、名詞構文を処理

名詞構文とは、日本語では動詞なのに英語では名詞で表現されている構文です。英語はものごとを名詞で表現することが多く、日本語は動詞で表現するという表現の違いが名詞構文の難しさです。例えば「彼はテニスが上手い」を英語にすると、私たちの感覚では「He plays tennis well.」なのですが、入試英語では「He is a good tennis player.」と表現することが多いのです。

 7、倒置に注意する

英語には旧情報(相手が知っていること)→新情報(相手が知らないこと)という流れで相手に情報を伝えることが多いです。情報の伝え方を工夫するため、通常の英文法とは違う語順になります。

8、省略を見抜く

最後は省略です。省略はある一定のルールに従って行われます。ルールのパターンを覚え、それをあてはめる形で判断しましょう。

と言った感じですね。長文を読んでいる最中に、約200個もある構文の中から当てはまるものを探しているのでは時間がかかりすぎます。ですが上記のプロセスでやっていくと、パターンが多いものから自然と考えていけるようになっているのです。

まとめ

英語構文は英文法の応用編となるので、まずは英文法をしっかりと身につける必要があります。ただ文章を読むためだけなら、英文法を勉強するだけで十分かもしれませんが、文章の難易度や時間制限のことを考えると、英語構文の勉強は必須なのです。