読めそうだけど、その読み方で大丈夫? 古文の学習方法とは?

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学習シーン 古文の勉強をはじめるとき

古文は「日本語で書かれているからなんとなく理解ができる」という理由により、軽視されがちです。しかし実際は、普段の生活でわたしたちが遣っている言葉のように読み進めていくと誤読を招きやすい危険な科目です。

古文をしっかりと学習することは、現代文の点数を上げることにも繋がります。試験では「国語」という一つの科目に現代文・古文とも含まれるため、古文がスムーズに解ければ現代文の読解に長い時間を費やせるようになるのです。現代文の点数を上げるには、読み落としなく丁寧に進めていくことが必須。古文に費やす時間をどれだけ短縮できるかが試験の鍵となります。総合的な点数アップのため、古文の学習にも時間を割きましょう。

古文の学習に必要な勉強時間は?

古文の勉強時間は、200~250時間を目安にしましょう。

古文単語の勉強時間

その中で単語の学習には、定着度を見ながら15~30時間割くようにしましょう。高3では最終調整に時間を費やせるよう、基礎的な単語学習は高2の夏までに終わらせておいてください。

古文文法の勉強時間

古文文法には、50時間費やしてください。こちらも単語と同様、読解に着手する前に理解しておきたいため、1、2年で終わらせるようにしましょう。

古文読解の勉強時間

読解には60~120時間が必要です。単語や基礎的な部分を構築したあと、高2の冬から取り組んでください。

古文過去問の勉強時間

過去問には20~50時間をかけるようにしましょう。高3の夏からは、いよいよ本番へ向けて過去問をじっくりやっていきます。センター試験の古文は、文章のボリュームも多く難関傾向にあるため心構えが必要です。医学部を受験する人や理系の人でも高得点が必要なので、甘く見ずに250時間は費やしましょう。

古文の学習内容とは?

古文を学習する上で重要な内容は大きく分けるとの単語、文法、読解の3点です。

正確な読解のためには、単語と文法ができていることが基本となります。高1、高2の段階で古文の単語・文法をしっかり固めておきましょう。基礎が出来ていなければ、高2の冬から焦って勉強をしはじめても厳しいと言えます。早めに十分な基礎構築を!

古文を学習する上でのポイントは?

単語

古文で問題として問われる単語は英単語よりも少なく、大まかにみて600単語あれば十分です。単語の暗記には、ごろ合わせ、語源、使い方、文章での暗記法などがあります。様々な方法を試し、自分が最も覚えやすいやり方で単語帳一冊分を頭に叩き込みましょう。

文法

まず活用形や文法のルールを把握してください。一通り覚えたら、読解文の中で逐語訳をしながら定着させていきます。その際には文法書を開き、照らし合わせながら確実にしていきましょう。文法を丸暗記するのは非常に難しく、また丸暗記では文章で出てきた際の活用形の識別ができなくなってしまいます。細かな部分も確実にするため、必ず文法書を活用してください。

読解

あとはひたすら逐語訳の訓練をしましょう。あらかじめ学習した文法や単語を意識して現代語訳できるよう、繰り返して慣れていきます。

古文の入試問題、その特徴とは?

古文の入試問題は、長文の中で単語の意味や文法、現代語訳などを問われます。「なんとなく分かる気がする」という程度の知識では、解くことができません。

古文の採点法とは?

現代語訳は減点法式です。古文単語、敬語、助詞、助動詞、守護などがその採点ポイントとなりますので、なんとなく読めていても正しい知識が足りなければ0点になってしまうのです。

選択肢問題の特徴は?

選択肢の問題も解答にあたってのポイントは同じです。重要古文単語や主語、敬語の訳があっているかで選択肢を絞っていけば選ぶことができます。

古文の学習は、総合力で決まる!

このように、古文の学習は「単語」「文法」「読解」の一つでも欠けてしまうと成り立ちません。単語が分かることで文法が掴みやすくなる、文法が分かってくると読解がスムーズに進む……どこか一つでも穴があれば、他の箇所で懸命に努力しようとも結果に結び付きません。

古文の学習は、総合力で決まるのです。古文を学習する上では文法書・参考書を利用しながら、単語・文法・読解すべてを丁寧に理解していかなければなりません。また、そのためには「なんとなく分かる」と己を過信せず、高得点を狙えるだけの十分な勉強時間を割きましょう。