英文法の学習法!英文法は勉強も試験も時間をかけないことが正解◎

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学習シーン 文法の勉強をはじめるとき

 英文法は英単語と並び英語の基礎となります。英文法をおろそかにしてしまうと、文章の構造や意味がきっちりと理解できずに、長文で点数が稼げなくなってしまいます。入試では長文の割合が最も多く、とくに難関大学ともなると2次試験で構造が複雑な文章も頻出するため、英文法の勉強は不可欠なのです。英文法マスターになる必要もありません。すべての英文法を完璧にしようとするのではなく、基礎をしっかりとやりこむことが重要です。

目安の勉強時間

英文法の勉強には100時間ほど必要といわれています。1日1時間でも3か月ちょっとで終わってしまうくらいです。入試に必要な英文法はほとんどが高1で学習してしまいます。1年生から基本の英文法を完璧に仕上げておくと、2、3年生になってからの英語の勉強がぐっと楽になります。

英文法の学習のポイント

英文法は体系的に学習していくことをお勧めします。

体系的な学習とは?

といっても「体系的」とはどんなことなのでしょうか。例えば中学数学で出てくる「2次関数」。これは3年生で学ぶ単元なのです。これを学ぶには1年生の「比例・反比例」、2年生の「1次関数」の知識が必要になります。このように系統化されているものを体系的な分野といい、前の分野で学んだ知識を使って新たなことを学んでいくのが体系的な学習です。

これは英語でも同様です。それぞれの単元に異なる特徴や用法があり、各単元が全く独立しているわけではありません。具体的にいうと、「時制」はどの単元でも使われ、時制が過去なら動詞を過去形するといったルールはすべての英語の文章で適用されます。

現在進行形と受動態を例に具体的な説明をしていきましょう。「They play baseball.」という文章があったとします。これを現在進行形にすると「They are playing baseball.」という「be + ~ing」の形になります。受動態にすると「Baseball is played (by them).」という「be + P.P(過去分詞)」の形になります。じゃあこの二つはbe動詞の後ろに違うものをもってくるので、同時には使えないのか、と言うとそうではありません。現在進行形と受動態を同時に使えば「Baseball is being played (by them).」という形になり、これならば現在進行形の「be + ~ing」というルールを守りつつ、受動態の「be + P.P」も使うことができます。

このように各単元で学ぶルールは、他のどの単元でも破られることはありません。基本的なルールは中学生で学んでいるはず。となると高校の文法では、それぞれのルールを守りながら、各単元を組み合わせた新たな表現を学んでいくことになります。

高1で英文法の基本的な学習を終わらせよう

先ほどにもいったように、入試で必要になってくる英文法はほとんどが高1で習ってしまいます。英文法の勉強は高1で終わらせるのがベストです。高校の英文法は様々な単元の組み合わせなので、できれば単元ごとに勉強の期間を空けたりせずに一気に終わらせましょう。

英文法マニアは成績が上がらない?

英文法は基礎的な部分を学習のみにとどめ、英文法マニアのように難しい英文法を覚える必要はありません。基本的な英文法がしっかりと身についていれば、長文の勉強を問題なく学習できます。具体的に勉強すべきなのは時制、受動態、仮定法、不定詞、動名詞、分詞、比較、関係詞などなど。多いなと感じるかもしれませんが、どれも1年生で学習しているはずの基本範囲です。英語の入試では英文法の得点の割合は低く、センター試験であれば250点満点中40点程度、全体の20%もありません。そのうち難問と呼ばれるものは全体の5%程度なので、ここに時間を割くのはあまり得策とは言えません。英文法を勉強する際の目的は「長文を読むため」になります。長文を読むためには重箱の隅をつつくようなマニアックな英文法の知識なんて必要ありません。

英文法は最短時間で解き、長文に時間を割こう

実際に入試を受けた際に、多くの人が直面するのは「時間制限の問題」です。とにかく時間のなさに泣かされて、最後の問題まで解けなかったという人は毎年のようにいます。そうならないためにも、英文法との付き合い方が重要になってきます。

英語を最後まで解ききるには、英文法問題をどれだけスピーディに解けるかにかかっています。ですが英文法問題は知識の問題です。知っているならまだしも、知らない問題はどうやっても解くことができません。そうなると英文法には時間をかけるより、長文に時間をかける方が、得点の期待値が上がるのです(分からない問題は白紙のまま提出しろという意味ではありません)。

まとめ

英文法はたくさんの単元を勉強しないといけないから大変!と思う人もいるかもしれませんが、体系的な学習ができれば意外と簡単に身についてしまいます。基本的なことは高1で学習してしまうので、早い段階で復習しておきましょう。