スケジュール管理 / 全般
レベル | 国公立大学志望 |
学習シーン | スケジュール管理の実践 |
高校生のほとんどが、学校や塾の先生に「復習・振り返りをしなさい!」と言われた経験があるのではないでしょうか。
振り返りが自然と習慣づいている人も、いまだ納得して復習できていない人もいるはずです。
すべての高校生が知っておきたい「なぜ、振り返りをしなきゃいけないの?」というポイントについて、解説していきます。
振り返りが、高校生の勉強にもたらすメリットとは?
勉強が苦手な人は「覚えたはずの公式が、テスト中思い出せなかった」「教科書をちゃんと読んだはずなのに、暗記できておらず解答できなかった」という経験がありませんか?
人間の記憶力はとても曖昧で、学習スケジュールを遂行する上でもそれは同じです。
「今日はあまり勉強がはかどらなかったなあ」と感じても、そのまま放置してしまえば同じことを繰り返してしまいます。
「なんとなくはかどらない勉強法」が「いつもの勉強法」になってしまっては、成績UPは遠のいていくのです。
振り返りを行えば、翌日以降の勉強方法が改善する!
「集中力が続かないから」「書き取りなど単純な作業が続くから」「問題集のレベルがあってないから」など…はかどらない原因は、振り返りによって明確になります。
手帳に本日の学習内容を書き込み、さらに改善すべき点を記すことで、翌日以降の効率化が叶えられます。
実際に中高生4万人アンケート調査(※1)でも、手帳での学習スケジュールの振り返りを行っている人の約7割が「振り返ったことが翌週の行動に活かされている」と答えています。
授業内容の振り返りは、授業時間の3倍行って成績UP!
予習:授業:振り返りの割合は、1:1:3が最適です。
1時間の授業で解説された内容は、3時間分振り返りましょう。
3時間に渡って解説された内容は、9時間分の振り返りが必要になります。
必要な内容を手帳にメモして、学習スケジュールの参考にしましょう。
学習スケジュール例
◆英文法「過去完了」は授業で2時間分学習した
↓
自習で、2×3=6時間分過去完了の振り返りを行う
↓
月曜〜土曜まで、1日1時間ずつ過去完了の復習を行い、日曜日に学習スケジュールや学習内容の振り返りを行う
学習スケジュールの振り返りは、1週間に1度でOK!
ただ「復習をした」というだけで終わらせてしまわないよう、学習スケジュールの振り返りも行いましょう。
こちらは、毎日やる必要はありません。
1週間に1度振り返りを行う日を決め、翌週以降は問題点を改善した新しい学習スケジュールを進めていきましょう。
学習スケジュール例
◆「今週は過去完了を毎日やり、問題集の該当ページも終わらせることができた!まだ、英作文ではミスが多いのでこの後も続けていくべき。今週は英語に時間を割きすぎて、再来週の数学小テストが不安」
↓
「来週は、毎日数学の小テスト範囲を1時間ずつ進める。火曜と木曜は、数学だけじゃなく英語の過去完了復習を行う」
◆「集中力が続かず、予定していた範囲が終わらなかった」
↓
「来週は、学校帰りに必ず図書館に寄って予定していた範囲+数学の問題集を終わらせよう」
まとめ
高校生にとって「復習をすべき」「振り返りは大切」という言葉は聞き慣れた言葉かもしれません。
しかし自ら実感を伴って振り返りをするのと、ただなんとなく振り返るのでは成果も違います。
意識的な振り返り習慣で、成績UPを目指しましょう!
参考
日本能率協会マネジメントセンター『ビジネス手帳で中高生の「生活習慣力」がみるみる変わった!』